猫プリン発祥はどこ?韓国元祖カフェの真相と大ブームの秘密を徹底解明
お皿をゆすると左右に激しくプルプルと揺れ、なんとも言えない愛嬌を振りまく「猫プリン」。スプーンで背中を叩くシュールで愛らしい動画がTikTokやInstagramを中心に拡散し、瞬く間に世界的なスイーツトレンドへと駆け上がりました。日本でも数時間待ちの行列が生まれる社会現象となりましたが、そもそもこのユニークなスイーツはどこで生まれ、どのような経緯で定着したのでしょうか。
「台湾スイーツが起源?」「日本の純喫茶が最初?」など諸説が飛び交う中、調査を進めると韓国・ソウルのカフェカルチャーにその明確なルーツがありました。本稿では、猫プリンのルーツとなった元祖カフェの正体から、日本上陸の裏側、そして2026年現在の最新トレンドまで、その全貌を余すところなく解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:猫プリンの直接の発祥は韓国・ソウルのカフェで、先行して流行した「うさぎプリン(トッキプリン)」から派生して誕生した。
- 要点2:TikTokなどのショート動画と「揺らす」「叩く」という体験型アクションの相乗効果が、世界規模のバイラルを生んだ。
- 要点3:新大久保や大阪・鶴橋を皮切りに日本全国へ拡大し、現在は自宅での手作りや進化系フレーバーなど定番カルチャーへと昇華している。
【発祥の真相】猫プリンの元祖は韓国?うさぎプリンから始まった歴史
結論から明かすと、猫プリンの直接的な発祥地は韓国・ソウルです。2023年中盤、ソウルの若者文化の発信地である延南洞(ヨンナムドン)や聖水洞(ソンスドン)周辺の個性派カフェで提供され始めたのがすべての始まりでした。
興味深いことに、最初から猫の形をしていたわけではありません。先行して爆発的なヒットを記録していたのは、韓国語で「トッキプリン(토끼푸딩)」と呼ばれるうさぎ型のプリンでした。真っ白で丸みを帯びたうさぎの造形がお皿の上で激しく震える姿がSNSで注目を集め、その派生形として誕生した「コヤンイプリン(고양이푸딩=猫プリン)」がさらなるメガヒットを巻き起こしたのです。
その発祥元祖として広く知られるのが、ソウルのカフェ「ナムスロ(Namusuro)」などの人気店です。ミルク風味のブラン・マンジェやババロアに近い弾力のある生地を立体的な動物型で固めるアイデアは、視覚と動きのインパクトを重視する韓国の最先端カフェカルチャーならではの発明でした。
なぜここまで人気に?TikTokで大バズりした決定的な理由
猫プリンがこれほどまでに短期間で国境を越えて拡散した背景には、ショート動画プラットフォームとの驚異的な親和性があります。
最大の勝因は、従来の「静止画映え(インスタ映え)」から「動画映え(モーション映え)」へのトレンドシフトです。一般的なカスタードプリンと異なり、ゼラチンを絶妙な比率で配合した猫プリンは、お皿を軽く揺らすだけで驚くほど高速かつ滑らかに波打ちます。スプーンの背でペチペチと叩くリズミカルな映像と心地よい打撃音は、視聴者の触覚や聴覚を刺激するASMR的な快感をもたらしました。
さらに、揺れる猫のなんとも言えない無表情さが「かわいそうだけど叩きたい」「シュールすぎて笑える」という感情を呼び起こし、真似して投稿するユーザーが続出。TikTokでの総再生回数が数億回規模に達する決定打となりました。
【日本上陸の経緯】新大久保・原宿から大阪・鶴橋まで広がる人気店
韓国でのブームを受け、日本への本格上陸を果たしたのは2023年秋から冬にかけてのことでした。韓国トレンドの最前線である東京・新大久保の韓国系カフェが真っ先に導入し、連日整理券が配られる大フィーバーを巻き起こします。
東京エリアでは、新大久保の有名店「NAMCHINI 82cafe」をはじめ、若者が集まる原宿や表参道のコンセプトカフェへ瞬く間に波及。プレーンなミルク味だけでなく、イチゴ味のピンク猫、抹茶味の緑猫、黒ごまやチョコを使った黒猫など、カラーバリエーションの展開も急速に進みました。
西日本のコリアンタウンである大阪・鶴橋や生野コリアタウンでも同様に導入が進み、関西圏のスイーツファンを熱狂させました。現在では観光地の定番食べ歩きスイーツとして定着し、季節限定の装飾を施したプレミアムな猫プリンを提供する店舗も増えています。
自宅でも再現可能!シリコンモールドを使った「ぷるぷる猫プリン」の作り方
店舗での大行列をきっかけに、ネット通販や100円ショップで「猫プリン専用のシリコンモールド(立体型)」が流通し始め、自宅でおうちカフェを楽しむファンが急増しました。ぷるぷるとした絶妙な弾力を生み出す黄金比レシピの基本構成は次の通りです。
材料は極めてシンプルで、牛乳(または豆乳)200ml、生クリーム100ml、砂糖大さじ2〜3、そして粉ゼラチン5〜6gを用意します。鍋で牛乳と砂糖を温めてゼラチンを完全に溶かし、生クリームを加えて粗熱を取った後、立体シリコン型に流し込んで冷蔵庫で半日以上しっかり冷やし固めます。
成功の秘訣は、型から外す際の温度管理です。型の外側を一瞬ぬるま湯につけることで表面がわずかに溶け、つるんとした美しい立体形状のまま綺麗に取り出すことができます。チョコペンで目やヒゲを描けば、世界にひとつだけのオリジナル猫プリンが完成します。
ネットの反応と評判|可愛さとシュールさが生み出す熱量
SNS上での反響を分析すると、猫プリンに対するユーザーの評価は単なる「美味しい」にとどまらない、多面的なエンターテインメント性で満ちています。
X(旧Twitter)やInstagramでは、「揺らしているだけで嫌なことをすべて忘れられる」「食べる前に必ず30秒は揺らしてしまう儀式」といった、癒やしとシュールさを楽しむ声が圧倒的多数を占めます。また、「顔を描くセンスが問われる」「揺らしすぎて耳がちぎれた」といったハプニング動画も高いエンゲージメントを獲得しており、ユーザー参加型のコンテンツとして機能し続けています。
【2026年最新動向】一発屋で終わらない猫プリンの進化系事情
一過性のブームを経て、2026年現在の猫プリンはスイーツ業界におけるひとつの「表現フォーマット」として確立されています。
最近のトレンドは、高級パティスリーや老舗和菓子店とのコラボレーションです。本葛粉を用いた和風の「ぷるぷる猫水信玄餅」や、高級ピスタチオを使用したリッチなババロア仕立てなど、味のクオリティを極限まで高めた本格派が登場しています。また、カフェのプレート上でパフェやパンケーキの上に鎮座するトッピングとしての需要も定着し、その存在感は衰える気配を見せません。
【猫プリン 発祥】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:猫プリンの元祖は本当に韓国ですか?台湾発祥という説もありますが?
A1:立体的な動物型でお皿の上でぷるぷる揺れる現在の猫プリンカルチャーは、韓国・ソウルのカフェが元祖です。台湾にも伝統的な杏仁豆腐やゼリー文化がありますが、今回の世界的なSNSトレンドの震源地は韓国の「うさぎプリン(トッキプリン)」および「猫プリン」です。
Q2:家庭で作るとき、上手にぷるぷる揺らすコツは?
A2:ゼラチンの分量が生死を分けます。ゼラチンが少なすぎると型崩れし、多すぎると硬くなって揺れません。液体合計300mlに対して粉ゼラチン5〜6gを目安にし、しっかり冷やして弾力を出すのがポイントです。
Q3:2026年現在でも新大久保や鶴橋で食べられますか?
A3:はい、現在も新大久保や大阪・鶴橋の主要な韓国系カフェで定番メニューとして提供されています。期間限定フレーバーや季節のデコレーションなど、進化を続けながら親しまれています。
まとめ:愛され続ける猫プリンカルチャーの今後
韓国・ソウルの小さなカフェから生まれ、ショート動画の波に乗って世界中を虜にした猫プリン。その成功の根底には、視覚的な可愛らしさだけでなく、「揺らして楽しむ」という能動的な体験価値がありました。
単なるブームを超え、日常の癒やしスイーツとして根付いた猫プリンは、今後もクリエイターやパティシエの手によって新たな進化を遂げていくはずです。まだ体験したことがない方は、ぜひカフェやおうちカフェでその魅惑のぷるぷる感を体感してみてください。 (出典: 猫プリン 発祥(Yahoo!ニュース))